Player FM - Internet Radio Done Right
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Подкасти, які варто послухати
РЕКЛАМА
George Esquivel started making shoes for himself and some friends, up-and-coming musicians in Southern California. Soon, Hollywood came calling. And it wasn’t just celebrities who took notice. A film financier did, too. He said he wanted to invest in the company, but George soon realized his intentions weren’t what they seemed. Join Ben and special guest host Kathleen Griffith as they speak to George about the rise of Esquivel Designs. Hear what a meeting with Anna Wintour is really like, and what happens when you’re betrayed by someone inside your company. These are The Unshakeables. See omnystudio.com/listener for privacy information.…
2024-12-31 No.5398「後ろ向き歩き」
Manage episode 458368443 series 3045035
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後ろ向き歩き 坂の上から遠ざかる それまで賑やかだった世界が まるで違って見える 言葉を発してみても打ち返される事はなく 寄りかかることのできそうな 背中が視界に入ることはない 冷たい風にさらされ続けても 再確認のための後ろ向き歩き
…
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5442 епізодів
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Wszystkie odcinki
×手のひらの月 静かな夜の湖の小舟の上で 冷たい透明な水を掬い取って こぼさないように気をつけて 小さな手のひらに映り込む まんまるとした月の形 澄み切った空気の中 音のないせかい
また同じことの繰り返し 良くない言葉の積み重なり 終わらせたつもりでもそうなっていない 自分のことは自分で片付ける 窓越しに交わされる次の約束
覚えているはずの味が思い出せない 積み重なった日常の上で 確かに記憶されたはずの 頭と身体の中で紐付けられていない 予想ができないままに 不安とともに取り込んだ後 吐き出さざるを得ない 受け入れる事は出来そうにない
ようやく理由のわかる 今頃になってあの時の意味がわかる 窺い知ることができなかったために 言葉の足りないままの傷つけ合い いまさら元には戻れないとしても 理由がわかることで 変えられるこれからの振る舞い
来年の今頃この場所は無くなっている 確実で疑いようのない未来の約束 目の前で誰かの手のひらが開かれて 小さな煙の立ち昇る やがてやるべき事の選択肢の示される 決して難しくはない言葉 誰にとってもわかりやすい表現で 今できることを思い巡らすように促している
準備不足に陥る前に 本末転倒になるくらいの入れ具合で 前に倒してわずかな隙間も与えない 黒いねずみが横切る坂道の途中においても 考え続けることさえやめなければ 身体ひとつだけでも十分に事の足りる 飽きることを知らなくらい 繰り返し同じ作業にのめり込んで
もらえるものはもらう その資格がある限り どのように受け取られるとしても もらえるならそのすべてを もらったままで終わらせず 何かに役立てようとする 必要がないように見えても 関わりを持たないままでいるよりは
たまたまその時だけ普通ではなかった 他に説明のしようがない それまで知られていた印象とはまるで違う 疑いの目にさらされる 少しずつ離れてゆく 気がつけば誰もいない 自分でもよくわからない 自分以外の何かになっていて 記憶も曖昧なままで 今となっては人ごとのように
やめられない病 しつこく繰り返し浮かんでくる 不快でいたたまれない感覚を 無意識の行動で打ち消そうとする 自分がすることを抑えることが出来ない 代わりに誰かにどうにかして欲しい 減ることなく増え続けるのを止めて欲しい
同じものを追いかける 自分がやらなくてもいいことを それぞれが同じように直接追い回している やるべき人だけが追いかければ済む話でも 少しでも早く気になって仕方のない 続きを先取るような手がかりを 行き着く先は同じ 時が過ぎれば同じようにもたらされる それでも今すぐ知らずにはいられない
一緒に居たくない 伝えていてもその場に置かれてしまう それを拒めるほど強くもない できるだけ距離を取って 間違っても目が合ったりしないように 気配を消して下を向いたまま 思い出したくない考えたくもない 同じ空気を吸わないために 口を塞いで息も止めて 見えないところで気を失っていたい
早く良くなればいい かつてのように行きたい場所へ向かう 心置きなくそれが出来るように やるべきことをひとつずつ終わらせて 少しでも早い時間に会いにいく 目に見えない不安を減らせるように 懐かしい話を未来に置き換えながら
帰りの門を二回くぐって 繰り返しになる家路を急ぐ 入り口であり出口でもある 帰りの門 地面を突き破って現れた 二本の銀色の柱がつながるあたり 巨大な一粒の種の見える 鈍く光る粒子をばら撒いているような 柱の間
負けて欲しい 代わりに差し出せるようなものはなく 理解が得られるような理由もない それでも今度こそ負けて欲しい これまで勝ち続けてきた分から 削り取って譲り渡して 不条理なあり得ない話でも 意味のわからないくらいに崩れて欲しい 惨めに曝け出しながら立ち直れないくらい
終わりの時計 手の届かないところで 積み重ねられた力によって 針を進めたり戻したり繰り返し 最後まで進むことがないように 時折知らしめて引き締めようとする いつか手に負えず針の進みを止められなくなって すべて無くしてしまった後で 見知らぬものが後から振り返る 終わりの時計
待ち続けても来ない日の続き 変わらない予想通りの昨日明日明後日 いつまでこの状態を続けているつもり 踏み出す前に理由を見つけては やめにしてしまう いつか動くことさえできなくなる時 曲がった枝にしがみつきながら 待ち続けの日々を悔やむ
見えない無礼を働く 表には出ていないつもりで 内側の刺々しさを表現する 画面に映ることもなく 足跡も残さずに 気付いていても気付かないふりでいてくれる そんな人たちに甘える必要がないように 壁の向こう側に隠れて 背中のほうで密かに示す 誰にもわからない
おかしいのは分かる 間違っているのは他でもない 自分自身だと理解できている この状態でいいはずのない はみ出してしまった感情のゆく先を そのままにして置けない 抑え続けているうちに歪みが生まれる そのことについては自覚のない分からないまま
急に立ち止まって 無闇に歩き続けるのをやめにして 慣れない習慣を取り入れる 誰かとぶつからないように気を付けながら 思い立ったところでの立ち止まり 知らず知らずの無理が祟って 動けなくなる直前なのかもしれない そのまま進んでいると 複雑な落とし穴にはまっていたかもしれない 傍目に見ていても窺い知れない
気にかける意味のないことに力を注いでいる 不毛で無駄なことだと十分にわかっている そこから何も生まれない 失うばかりで得られることなどあるはずもなく それでも気にかけずにはいられない いつも理屈ではないものが突き動かそうとする 意味のないことであっても 避けるべきことであっても
見つけ出して形を変える 機嫌斜めの通りを抜けながら 使えそうなものを拾ってゆく ひとしきり集まったら 空洞の中に入れ込んで 元の形がわからないくらいまで 完全な別物にしてしまう 偶然そのことに気づいた人が 盗んだものだと騒ぎ立てる 裏付けるための材料を集めて 正しいと思うことへの呼びかけをする 事実とは違っているのに
寒空に浮かぶ 灰色の凸凹した壁の上に 空気を切り取って出来上がった 巨大な額縁の中で 真夜中に不釣り合いな画面の動き続ける 目を奪われてしまう 衰退してゆく街の眺めから 自分にとっての何かを感じ取って 確実ではない来年の今頃何をしているだろう
迷う理由のどこにもないという 躊躇なく選べばいいという そう言われてもどこか 何かがひっかり続けている その理由を紐解いてみる 自分の行先がぼんやりしたまま ないわけではないやりたい事にさえ 向き合わない いつまでも見つけられない このままでいいはずがない わかっていても迷ってしまう
戻ってくるはずの反応が得られない 戸惑いを隠しきれず微妙な空白に耐えきれず 当たり障りのない言葉で埋めてしまう 自分が知らない理由があるのかも知れない それを尋ねることさえ憚られ 表情に出さないように気をつけて 特別なことは何もない 普段通りに振る舞う
上がったり下がったりを繰り返す 延々と一晩中発振音の鳴り響く 誰ひとりとして悪気があるわけではないのはわかる 台無しにしたいわけではないのに そうせざるを得ないくらい追い込まれる 上がったり下がったり 現実にも頭の中でも 目を閉じてみても耳を塞いでみても 途切れる気配もなくいつまでも続いている
寒空の過ごし方 露出したところを隠しながら じっとしてはいられない 休むことなく歩き続ける 明かりのついた窓の向こう 関わり得ない世界を横目に 行く宛もなく延々と
ひとりでは足りない 欲張りは加速し続ける いろいろと試してみたい 失敗しても許されるくらい十分な数を 代わりになれるものはいくらでも現れる わざわざ探す必要もない 途切れることなく自ら手を上げる ひとりでは足りないまだやりたいことがある
長い休みが続いているように思えてしまう 休める時でもないし許されたわけでもなく このままでいいはずがないのに 自分では変えられそうにない あとどのくらい続くのかわからない 長い休み 元通りに戻れないとしたら 自分を騙しながら続けてゆく
負担の膨らみ 知らないうちに押し付けられる 減るように見え結局さらに膨らんでいる それぞれの見ないふり 見ないふりで理由をつけて増やしてゆく いつかその時が来る ある日突然破裂して それまでの日常は変わってしまう 負担の膨らみ 気づかなかったとは言わせない そうなる前にできたはずのこと
謝りの前 落ち着けそうにない できる限りの準備をしてみても 既に終わってしまった事が 今さら戻ることはない 改めて直接向かい合って 伝えるべき言葉から始まる 示すべき誤りの形
どちらの味方になる それともどちらの味方もしない はっきりと決められない状態の続き 見えないところで分断され それぞれとの距離が遠くなってしまう どちらも大切で どちらかに偏りたくない 間違っているつもりはなくても 気が付くと周りに誰ひとりいない どちらかの味方になる
奪われた気になる 誰も横取りなどしていないのに 減らされたように感じてしまう 事実は違って何ひとつ失われていないのに その窪みを埋め合わせる手頃な材料 削り取ってみると満たされた気になる 味を占めてもう一度繰り返してみる
新しい娯楽 途切れる事なく生まれ続ける そろそろ飽きてしまう頃に 都合よく目の前に現れる 死ぬまで一生困ることのない 新しい娯楽 いつか自分の番になるまで でもそれはきっと来ない 周りを見て身を弁えていれば 十分に気をつけて 火の粉が降りかからないように
似てるけど違うひと そんなはずはないそれとも見間違い 開かれるはずの扉が閉ざされたままなのは すれ違ったのは似てるけど違う人だから 張り紙に書かれた知らない人の文字 似てるけど違うひとが誰だったのか あの時話しかけていれば こんな結果にならずに済むことができたのに
空の下の戸惑い 写っているものを見ると 思っていたものとは違う このまま残しておくわけにはいかない 澄み渡る美しい青の下で 不釣り合いで似合わないもの いつからこんなふうに違ってしまっている あるいは何も変わっていなくて 今頃になって気付いただけかもしれない
非常式に出席する 左腕のねじをもう一度ゆるめてから 冷静を装って何事もなかったかのように 他人と区別のつきそうにない希薄な存在感で 非常式に臨む 祭りの夜に薄暗い病院の扉を叩く 暗がりの奥に赤い光だけが見える 何度叩いてみても内側からの反応がない 望みを絶たれて座り込んでしまう
前にもあったそれが 再び同じことが起こる またあんな思いをするくらいなら 何を言われても関わりを持ちたくはない わかりきっているのに 自分で穴を掘っている 前にもあったそれ 治る気配の見当たらない 学ぶつもりのない
少しずつ変わってゆく望んではいなくても 少しずつ変わり続けるそれを止めることはできない 目の前にあるものにしがみついて 自分の世界を守ろうとする それが変わることを受け入れられずにいる 自分自身が変わり続けているのに 神様でさえ拒絶できない変わり続ける その様子を眺めるだけ変わり続ける
真夜中の貨物列車 あらゆるものが寝静まった夜に ひとりだけ眠れないでいると 遠くの汽笛が聴こえてくる 間隔を短くしながら少しずつ大きくなって 耳を塞ぎたくなるくらいになると 不意に扉が開いて誰かが入ってくる それが誰なのか暗くてよくわからない しばしの沈黙のあと迎えに来たよという 真夜中の貨物列車に乗っていこう みんな君が乗り込むのを待っている
最後の一粒を大切にしまっておく いつかこの粒を無駄にしない誰かが現れるまで 奥深いところへ厳重にしまい込んで 気を緩めることなく見張り続ける それでもこの状態が続いてゆくうち 悪い心にそそのかされたり 膨らむ疑問や不安に飲み込まれてしまう 最後の一粒に手を伸ばしてしまいそうになる
探さないほうがいい 隠れたもの同士が 互いに探し合っている 相手を見つけ出すことは こちらが見つかってしまうことでもある 取り返しのつかなくならないように 様子を伺いながら心配するべき その結果何も起こらなければ さほど悪くない結末を迎えられる
悪気なく良かれと思い ことごとく裏目に出る 悪気なく傷つけてしまう 余計に質の悪い それに気づいてもまた いつものように繰り返している 痛みを感じられる心がないから 自分なりの良心で いつまでも嫌がることを続ける
何も言わない何も言えない 手の届かないところで形を変えられたあと ようやく手元に戻ってきたもの 同じはずなのに違って見える 決して表に出せないものを むき出しのまま飲み込んで 防ぎようのない消化不良を 繰り返し起こし続けている
後ろ向き歩き 坂の上から遠ざかる それまで賑やかだった世界が まるで違って見える 言葉を発してみても打ち返される事はなく 寄りかかることのできそうな 背中が視界に入ることはない 冷たい風にさらされ続けても 再確認のための後ろ向き歩き
こじらせる どうにかなりそうなことを どうにもならなくしてしまう 控えるべきことばかりを 自ら進んで取り込んでいる やがて誰かがそれに気づいて 見返りを求めない手が差し伸べられる それでもなお受け入れようとしない
変わり続けるものを 最後まで見届けられない ありとあらゆる奇跡が起きたとしても いない未来を知ることはできない それを嘆いてみても仕方がないので せめて頭の中で想像してみる 変わり続けるものが 思いも寄らない想像を超えた形になるのを 決してそのようにはならなくても 悪くない未来の形を いくつでも無限に思い浮かべられる
怒られる怒られる 目を合わすことなく静かに伝えられる 意外なことでもなんでもない 普段通りではなくてどこかが緩んでいた 同じ言語を話しているはずなのに 言葉の壁に阻まれるかのように 言いたいことが伝えられない 言われたこともよくわからないまま そしてまた怒られ怒られてしまう 正しく受け止めることが出来ない
あわない時間 偶然なのかどうか 表情からは窺い知れない 深追いするべきではないと知っていても 必要のないことに捉われてしまう どうでもいいことで大切なものを失ってしまう 色褪せた紙に描かれた影を見つめて 間違え続けたことをひとつずつ辿ってみても
取り残されても その中に殆ど入れない状態でも 傍から見ているだけしかできなくても そこにいないように話が進んでいても 決して悪くはない時間が流れている 関わりのないところでのよくある話 何も言うことはない
耳をふさいで 心を削り取ろうとする 雑音から距離を置いて 向かい合う必要のない 何のためにもなりそうにない 目を閉じて閉じこもって この世界の他に居られる場所があるはず その行動を嗜めようとする声には耳をふさいで
わるい理由 その頭の中で気味悪く 出来上がりつつあるものを 押し付けようとする それを受け入れないと悪いと言われてしまう 明らかにどこかおかしい それでも意を唱えるものもなく 別の話が断片的につなげられ 意図は大きく捻じ曲がってしまう 言われるまでもなく分かりきっていることを 正しい顔で押し付けてくる
あると分かっていると 何もやりたくなくなる わざわざ向かい合うこともなくなり 探すことさえやめてしまう でもそれは分かっているだけで 手に入れているわけではない 自分のものにはなっていない
寄りかかりを防ぐ 泥みたいに疲れ切った後でも 曖昧な視界がふらついていても 決して寄りかかりの起こらないように 約束事を守り続けるために 遠慮なくこちらに寄りかかっていいよと あちらこちらで聞き覚えのない声のする やがて目の前に非常事態を告げる車の現れる
違う帰り方 まだ長い迷路の途中であっても 今日だけは時間を変えて異なる道を通って 行くはずのないところへ 行くべきではないところへ向かう 違う帰り方で あとで振り返れば 避けるべきだった寄り道なのかもしれない 余計なこと無駄に終わることばかりとしても
冷たい空の月 何にもない夜空に浮かぶ 最期に相応しい風景 冷たい空の月 澄み切った空埃ひとつないような あり得ないくらい どこまでもはっきり見える やがて冷たい風に吹かれたあと まだら模様に変わる
傘のような雲の下 周りの雨はここには届かない その理由はよくわからない とにかく傘のような雲の下にいる限り 雨に濡れたりしない ゆっくりと動く傘のような雲 はみ出さないようにどこまでもついてゆく
再会の気付き やるべきことがあったという 出来るのは自分だけだったという 今さらそこには戻れないとしても 今からでも今だからこそ可能なこと 少しずつ蘇ってくる 何気ないはずの出来事 ようやく思い知らされる 後悔している暇があるなら 無駄にした心の空洞を埋める
箱の中身を知られてしまう 誰かが知らないうちに開けてしまっている 困った時のための秘密の鍵を使って 誰にも知られることのないはずの 表には出せない箱の中身 立場を悪くしてしまう つもりのないことが記されてしまっている
気になる続き もったいぶらずに 今すぐ知らせて欲しい このままでは眠れそうにない こうなってしまうことは分かっていたはず 自分では抑えが効かない 明日という日を台無しにしてしまう そこまでして気になる続き そのまた続きを際限なく求め続ける
ずれたまま直らない 直そうとしてもうまくいかない 時間が経つほどにずれは大きくなって やがて誰の目にも明らかになる あちらこちらで燻り始める やがて炎の壁になって 逃げ場もなく追い込まれてしまう 元通りになる見込みなどなく 耐えられない隙間を埋められない
模様の違いで見分けられる 澄み切った夜の空気の向こう 同じように見えてもすぐに違いを見分けられる 真夜中であっても昼間のように明るくみえる やがて激しく点滅し始める 楽しげな様子の人たちは 屋根のない屋上で信じられないものを見る
意味ない習慣 いつまで続けるつもり 自分だけのためではないと 言いながら矛盾を隠せず 話を聞いて欲しいわけでもなく 何かを得ようとしているつもりでもない ただそこに居させて欲しいだけ 邪魔にならないようにしているから 黙ったままで何もない今日を終える また明日もここで同じように 何の不満もない
使いの者として役割を果たす 誰からも悟られないように表情には出さず 人混みに紛れ埋もれたまま足跡も残さず 画面の向こうで記録されたはずの 映像にも残らず 自分の意見や考えに引きずられることなく 役目を終えるまで 使いの者として疑いようのない振る舞いを 果たすべき責任を全うする
気づかないふり 気づかないふりをする 見透かされていたとしても気にならない 目を背けたくなることや 不条理な言いがかり どうしても避けて通れないもの 何度も繰り返し目の前に突きつけられる その度に気づかないふり あるはずの灯りが消えてしまっていて 背中の暗闇ばかり強調されてしまう時
それぞれの未来 今となっては 望んでいたものではない 自ら選んだはずなのに それぞれに違うそれぞれの窓から見える それぞれの未来 もう重なることはない いつかどこかで偶然出会うとしても 振り返ることもない
疑いのうわさが聞こえてくる 自分たちのことだとは思えないような 思い付きもしない立ち振る舞いを しているはずのないことをしたように言われる 疑いのうわさ ひどい言われようでも塞ぎ込んではいない 見えないところで誰かが作り出している ありもしない作り話の積み重ね 親しげな顔をして近づいてくる
頭の中の悪魔 思いがけず酷い言葉がこぼれ落ちてしまう 凍りついたあと幾つもの矢の向けられる 言い訳のしようのない 決してそう思っていたわけではなく それは自分の言葉とは違う 頭の中の悪魔のせい
わざとやらない そのつもりのないのにそう言われてしまう 取り繕ってみても きっとまた同じようになる やらないのと出来ないのと分かっていないのと 違うはずなのに気づいてもらえない
十二番目の月を数える度に その間隔が短くなっていることに気付かされる あとどのくらい繰り返すことが出来るのだろう 少しずつ確かに近づいている 目に見えないところにある 不安と焦りに苛まれる 次に訪れる十二番目の月 無意識にいつまでも続くと思っていたものが 突然無くなってしまうような
また落とす無意識のうちに 手から離れて地面に向かう その度にひび割れ元の形がわかりにくくなる 誰かがその後片付けをすることになる 気にかける様子もなく 何事もなかったように いつの間にまた落としている
今からでも出来ることのある そんなものなどないと言われ 出来るという人の見当たらない 嘘つきと呼ばれる基準 意味のよく分からない基準 取り残されているつもりはなくても 明らかに遅れている置いてけぼり 家に帰る必要もない
最後の授業になるという 突然言い渡される 知らないところで確実に話が進められていて もはや覆ることはないという 根源をなす言葉が変えられてしまう 当たり前のこともできなくなる 今ごろになって悔やんでも この授業は無かったことにされる
手探りの宝探し 掻き分けてひっくり返す 同じところを何度も繰り返し 見落としていないとは言い切れない病 誰ひとりとして断言できるはずがない あるかもしれないし そもそもないのかもしれない 見つけ出せるまで終わりようがない つまりそれは永遠に終わらない
鉄の昇り降り 真夜中の黒い影の動き 風に煽られつつ 軋みをあげながらゆっくりと上下し続ける 鉄の昇り降り わずかな光さえ吸い込んで 凹凸が逆になったように見える 誰もいないはずなのに 誰かがそれを操作している 無骨な骨組みの足元あたり
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