ミュージックステーション（2021-09-20）黃霆睿Ray：名門校の入学と引き換えに歌手デビュー

ミュージックステーション

今週は、先月にファーストアルバムをリリースし、香港の人気俳優と歌手、ニコラス・ツェーにそっくりすぎることで最近話題となっている新人歌手、黃霆睿（Ray／レイ・ホァン）の歌をお楽しみいただきたいと思います。

レイ・ホァンは1994年生まれ、子供の頃から音楽を習い、小学校のときに音楽コースに進学することから、音楽大学院を卒業するまで、音楽一筋に打ち込んできました。さらに、レイ・ホァンは人気の台湾歌手、ワン・リーホンの母校であり、一流のミュージシャンを輩出している、アメリカの音楽の名門校、バークリー音楽大学に合格しました。しかし、ちょうどその頃、レイ・ホァンは台湾のレコード会社にスカウトされました。半年間悩んだ結果、レイ・ホァンはバークリーへの入学を諦めて、歌手の夢を追いかけることを決めました。

レイ・ホァンによりますと、音楽を作ることは、彼が一番強く願っていることです。レコード会社にスカウトされ、歌手デビューのチャンスはなかなかありませんので、このチャンスを掴めたいということです。

そして、レイ・ホァンが今年8月末に、ファーストアルバム『fff』をリリースしました。アルバムのタイトル「fff」は、クラシック音楽で使われる音楽記号「フォルティッシッシモ」、イタリア語で「できるだけ強く」という意味です。

このアルバムの作詞と作曲を始め、編曲、収録、制作など、できるところはほぼすべて、レイ・ホァンが自分で手掛けました。最初のアルバムですが、最後のアルバムのように全力を尽くして創作しました。これが、このアルバムのテーマです。なお、アルバムに収録されている歌には、レイ・ホァンおなじみのクラシック音楽が大量に取り入れられています。

今週は、レイ・ホァンのこのアルバムをお楽しみいただきたいと思います。

※9月20日にご紹介する曲：
1.「蕭邦 aka 鋼琴詩人」（ショパン、いわゆるピアノの詩人）
2.「我們」（Us）
3.「路」（Faith）
4.「來不及說再見」（Too Late）
5.「還記得」（Still Remember）

（編集：曾輿婷／王淑卿）