岸田総理の『お土産』で大反響「ご注文いただいても２年以上お待ちいただく…」能登半島地震で事務所半壊の漆器店「少し希望になった」（2024年4月25日）

MBS NEWS

自民党の麻生太郎副総裁が、アメリカのトランプ前大統領と会談。岸田文雄総理とバイデン大統領が会談を行ったばかりの今、どんな思惑があるのでしょうか？また日米交流の余波は能登半島にも届いているようです。 　日本時間の４月２４日、ニューヨーク市内のトランプタワーの入口で、トランプ氏自ら麻生氏を出迎え、笑顔で握手を交わしました。約１時間の会談では中国や北朝鮮をめぐる情勢などについて意見を交換したということです。トランプ氏のもとにはこのところ各国の要人が相次いで訪問。今年１１月に控えたアメリカ大統領選でのトランプ氏の再選、いわゆる『もしトラ』に備えた動きとみられます。 　（トランプ前大統領）「麻生氏は日本やほかの国でも尊敬されていて私も好きな人だ。私たちの大切な友人シンゾー（安倍晋三元総理）を通して知り合った」 　一方で麻生氏の会談について日本政府は「政府として関与していない」としています。というのも、約２週間前に岸田総理とバイデン大統領が日米首脳会談を行ったばかり。岸田総理は国賓待遇で迎えられ、異例ともいわれる大統領専用車「ビースト」にも同乗し蜜月ぶりをアピール。 　その際に岸田総理が贈ったお土産にも注目が集まりました。輪島塗のコーヒーカップを手にするバイデン夫妻。製造した「田谷漆器店」には今年３月上旬に外務省から連絡があったといいます。 　（田谷漆器店　田谷昴大さん）「率直に申し上げますと、非常にうれしいのと、プレッシャーはかなり大きかったと思います。限られた状況の中でクオリティーの高いものを作り上げるということに日々緊張していました」 　田谷漆器店は、今年１月の能登半島地震で輪島塗を保管していた事務所が半壊するなど、大きな被害を受けました。こうした中、被災した職人たちが技術を注ぎ、輪島塗のコーヒーカップなどを完成させたのです。復興を目指す最中、バイデン大統領へのお土産に選ばれたことの反響は大きかったといいます。 　（田谷漆器店　田谷昴大さん）「今、ご注文いただいても２年以上お待ちいただくようなところまできてしまったので。僕らとしてはすごくありがたいですし、輪島塗の技術の高さだったり美しさっていうのを皆さんに見せることができた良い機会だったと思っています。輪島に住む人にも何か少し希望になったのではないかなと思っています」 　日米の両トップが友好な関係を築く中、４月２４日に行われた麻生副総裁とトランプ前大統領の会談。『もしトラ』に備えたものと見られていますが専門家は？ 　（早稲田大学　中林美恵子教授）「トランプ氏と一番仲良くなれるのは一緒にゴルフをすること。他の国々もなんとかトランプ氏とのパイプをつなごうと努力していますから、麻生氏にとっての競争率は高い」 　（ジャーナリスト　武田一顕さん）「アメリカがご主人さまで、日本がポチであるかのようなことを、非常に象徴的に表している事象ではあります」 ▼MBS NEWS HP https://www.mbs.jp/news/ ▼最新ニュースや特集を毎日配信　チャンネル登録お願いします！ https://www.youtube.com/c/MBSnewsCH?sub_confirmation=1 #自民党　#麻生太郎副総裁　#アメリカ　#トランプ前大統領　#会談　#岸田文雄総理　#バイデン大統領　#思惑　#日米交流　#能登半島　#余波　#トランプタワー　#日米首脳会談　#国賓待遇　#もしトラ　#MBSニュース　#毎日放送