ミュージックステーション(2021-11-29)黄小琥『存在』
Manage episode 308271992 series 2545291
今週は、台湾のベテラン女性歌手、黄小琥(タイガー・ホァン)のニューアルバムをお送りいたします。
黄小琥は、1963年生まれ、1989年にデビューした、芸歴30年以上あるベテラン女性歌手です。女性歌手にしてはかなり珍しい、やや低めで、厚みのあるハスキーボイスで知られています。
子供の頃から聞いてきた洋楽の影響で、タイガー・ホァンは中国語でも英語でも上手に歌うことができます。デビュー前のタイガー・ホァンはその歌唱力を生かして、数年間バーシンガーとして活躍し、「ザ・クイーン・オブ・パブ」と称えられていました。
デビュー後のタイガー・ホァンは、「滅絶師太」という新たなニックネームで知られています。「滅絶師太」は、絶滅という二文字を逆の順に書いて、それから教師、師匠の師と、太ると書きます。本来は、人気の武侠小説『倚天屠龍記』に登場する、冷徹で残酷なキャラクターの呼び名ですが、2007年、タイガー・ホァンが審査員として人気の歌番組に出演していた時、常に辛口なコメントを発していましたから、このように呼ばれるようになりました。
なお、タイガー・ホァン自身には、その辛口なコメントをしてもおかしくないほど、申し分のない歌唱力を備えていますから、番組を通して、タイガー・ホァンは人気がうなぎのぼりで、若者の間でも人気を博しています。
今週お送りするのは、タイガー・ホァンが今年リリースしたニューアルバム『存在』です。このアルバムを、タイガー・ホァンは6年かけて準備しました。この6年の間、タイガー・ホァンは自分のあり方について問いかけていました。自分はどんな人なのか。これからはどこかへ向かうべきなのか。それとも何かのために、しばらく足を止めるべきなのかと、タイガー・ホァンが時間をかけて、自分自身の存在の意義を見出し、このアルバムを製作しました。
※11月29日にご紹介する曲:
1.「曾經為了什麼快樂?」(For What Happiness?)
2.「一年半載」
3.「I Sing」
4.「不如愛自己」(自分を愛するほうがマシ)
(編集:曽輿婷/王淑卿)
304 епізодів